家を買うことは、大きなことです。
ましてや、異国で、家を買うのは容易なことではありません。
とはいっても、家なんてそんなにしょっちゅう買わないから、どうしたらいいのか難しいですよね・・・。
今回、不動産購入について、自分の経験をもとに、まとめてみました!
物件を探す前に
デポジットとローンの準備
デポジットについて
まずは何より、お金の準備からです!
デポジットといって、購入時に払わないといけないお金を準備します。
デポジットは、今では10%程度となっています。
例えば、
五千万円の物件なら、五百万円の資金が必要になります。
多ければ多いほど、ローンの額も減りますから、できる限りためておくことに越したことはありません。
ローンについて
オーストラリアでローンを組むには、銀行や、ローンブローカーの方に審査をしてもらう必要があります。
その際、会社員の方などemployeeの方は、働いている証明が必要です。
同じ会社で、最低3ヶ月以上働いていること、そしてお給料が振り込まれている口座がその証明となります。
他にローンがないかなど、審査の基準はありますが、とにもかくにも、
デポジットの準備
と
働き続けること・・・。
仕事は、ローンを払うのが始まる時まで続けている必要があります。
また、ローン額は家族の人数で変わるので、家族が増える前に家を買う必要があります。
ローンの承認がおりたら(pre-approoval)、3ヶ月間有効ですが、基本的に延長が可能です。
ローンの承認が下りたら、印紙税(5%) や契約時の手数料などを差し引いた金額で、購入予算を設定し、家を探し始めることになると思います。
ネットで物件探し
物件を探すサイト
デポジットやローンの申請などをしている間に、物件を見ていきましょう!
まずは最初に、サイトでめぼしい物件を探します。
Domain

Real Estate
Property type (プロパティの種類)の見方
オーストラリアの住居の種類は大きく分けて、4つに分類されるかと思います。日本語でのオーストラリア不動産の用語や説明などもあまりないので、少しまとめてみました。
House
一戸建て。日本で言うなら、庭付きの一軒家です。
住所が自分だけのものになっています(own title)。
例: 住所が、20 Melbourne Streetといったふうに書いてあります。
自分だけのもの、といった感じです。庭は基本的にはfront yardは特に用途がなく、resale value(売るときの価格)などを考えると、backyardが大きめのものがおすすめです。
Townhouse
建物がつながっている家。そして、家が2ー3階建てになっているタイプです。
住所の表示 (title)
これは、物件によりますが、
- 住所が自分だけのものになっているもの(own title)
- そうでないもの(限りなくUnitに近くなるかと思います。)
があります。
1の場合は、住所がHouseのように 数字+ストリートの名前になっています。
2の場合は、数字/数字 ストリートの名前です。
ですから、own titleの方が、同じタウンハウスでも、価値が高くなります。
いずれにせよ、houseと違って、建物はつながっていたり、住所を共有しています。
管理人経費 (body corporate)
タウンハウスなどは、マンションの管理人さんのようなもの(body corporate)に共有箇所のメンテナンスなどを委託しているところもあります。
そうなると、毎年いくらかbody corporateにお金がかかるので、body corporateの有無や金額を確認しておく必要があります。
また、own titleの場合は、共有箇所がないので、問題はありませんが、そうでない場合は共有箇所(車の通り道など)は確認しておく必要があります。
運転に自信のない私のような人の場合、車を入れやすいかどうかなどは、確認しておくといいですよ。
Unit
Townhouseに近いですが、1階建ての集合住宅のようなものと言ったら良いかと思います。
住所の表示
こちらは基本的に、own title ということはなく、必ず住所を共有しています。
Unitの注意点
場合によりますが、その住所にある家の数が少ない方が、共有箇所や人数も少ないので、価値は高いです。
また、道路に面して家が建っていて、入り口や車道を共有していないものの方が好まれる傾向にあります(住所は同じだけど、共有している場所がほとんどないからです)。
Unitもbody corporate があるのかどうか確認しておく必要があります。
基本的に、タウンハウスとユニットは境界線が結構わかりづらいです。特に、最近は、unitのようなものもtownhouseと書いてあったりします。正直微妙なところもあります。
住所がown titleかそうでないかや、あとは、statement of informationの中の(Median sale priceの)property typeが House なのか、Unitなのかを見てみても良いかと思います。
Apartment
こちらは、日本のマンションといった感じです。
ユニット・タウンハウス・ハウスは基本的に自分たちだけの土地が部分的にせよありますが、apartmentはそうではありません。
上や下の階に他の人が住んでいたら、その土地は自分だけのものではありませんよね・・・
apartmentもbody corporate が必ずあるので、年間いくらかかるかは要確認です。特にシティ周辺は結構body corporateの費用がかかりますから、要チェックです。
Floor Planの見方
floor planとは
写真はもちろん大事ですが、floor planもしっかりと確認する必要があります。
floor planではその物件の
- どこにキッチンやベッドルームがあって
- 方角的にどちら向きに立っているのか
- ベッドルーム意外にはどんな部屋があるのか
- 庭やバルコニーの形
などがわかります。
慣れてくると、写真よりわかりやすく見えてきます。
部屋の種類
Living, Dining, Family, Meals, Kitchen etc
いわゆるリビングルーム&キッチンのような場所。living とfamily両方があるようであれば、1つはbedroomに変えることもできますので、どう配置されているのか見てみると良いと思います。
Bedroom
ベッドルーム 寝る部屋。窓がある。Master bedroomはENS&BIRにつながった大きめのベッドルームです。
Study
ベッドルームと違ってクローゼットや窓がなかったりする。
ENS
ベッドルーム (master bedroom)につながっているbathroom
BIR
服を収納したりする場所
BATH
シャワーなのか、バスタブもついているのか、またシャワーがバスタブの上なのか、シャワーとバスタブは分かれているのか、なども確認しておくといいと思います。
ベッドルームやバスルームの数
最初の表示のところに、2 bed 2 bath 1 car parkとあったとしても、ベッドルームの代わりにstudyやloungeがあったりすれば、3 bedに近い形になると思います。
もし、3bedが必要なら2ベッド以上で検索すると、3ベッドに近い2ベッドも出てくるかと思います。
あと、トイレはファミリー用であれば 2 bath 以上のほうが好まれる傾向にあります。古いタイプのものは、1bath が多いかと思います。
ロケーション
メルボルンでは、スクールゾーンで家の値段が変わります。
特に人気のスクールゾーンは、かなり値段が上がります。通り一本跨いだだけで、家の値段が数百万から1千万円程度の値段が変わるのは、普通です。
また、これから最寄りの駅がアップグレードするかどうかなども、将来的な価値に大きく影響するので、調べておくのもいいと思います。
こちらから学校がわかります。
Statement of information
Domainなどで、見ていくと、タイトルのところに、500000-550000など、まずは物件の写真と価格が見えます。そこにContact Agentや Private Saleなどとあって、価格がわからない場合、画面の下にあるStatement of information というところを開くと目安の価格が出てきます。
が!この価格は目安であって、あまりあてになりません!
大体というか、私が見てきた限り全ての場合は、この値段より最低20000ドルくらい上です。最低20000!です💦
オーナーや不動産側は、買いたい人に、買えるかもって思わせるために、最初の価格は抑えてあります。
そのつもりで次に進まないと、オークションに行っても、ショックを受けて終わります…。(うちは何回も目の当たりにしました😅)
まとめ
サイトを見て、わかると思いますが、物凄い数の物件が、毎週アップされています・・・何を選んだらいいのか難しい・・かと思います。
私自身も、日本とは不動産のシステムが違うので、最初は目から鱗のことが多かったです。
resale valueや投資的な視点でcapital gainを考えるなら、やはりHouseが一番いいようです。
Houseを買うことが難しいとしても、土地の大きさだけは確認しておくと、比較する際の参考になると思います。
- 土地の大きさ、
- ロケーション、
- 共有箇所の有無
などをポイントにすると良いと思います。
土地の大きさは、Domainなどで、のっていない場合も多いので、インスペクションやメールできくと良いかもしれません。
以前お話しした不動産屋のおじさんは、とにかくLAND(土地の大きさ)が重要だと言っていました。
この続きは次回で・・・。
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